何故か思い出した事
- 2021/07/12
- 23:48

10代半ばで親友が出来た
本当に本当に大好きだった
彼女の一挙一動が憧れで
彼女の読む本を片っ端から読んだ
憧れの彼女が親友になった日
やっとやっと・・・生まれて良かったと思ったんだ
もちろん喧嘩もした
それでもその関係が壊れることなど無い自信があった
そもそもそれもなぜだかわからない
多分・・・何かが一致したんだろう
それでも大人になって
家庭を持って
会えなくなって
・・・
時間が経って
分からなくなって
・・・
色々あって
色々ありすぎて
・・・
結果失ってしまったんだ
忘れる事は絶対にないけれど
・・・
嫌われてしまった事に変わりはない
そう・・・母がアレだから・・・
それでも
ふと思い出す場面があって
これは本当に鮮明で
10代の終わりだったと思う
母が専門学生で彼女は4大だったから
・・・
彼女のお父さんがご馳走してくれる!って言われて
喜んで飛んでったアホな母
・・・
洋服関係の専門学校生の母が一番のおしゃれって???
今だから分かる。。。一番みっともないって。。。
で
そんな格好で行ったのさ待ち合わせ場所
彼女いつも通りの清楚なお嬢様風ワンピースだったかな???
お父様はスーツ
向かった先は・・・はっきりとは覚えてないけど
まだ都庁が経つ前の西新宿高層ビルのどっかで・・・
だって窓際の席に座ってめまいがしたもん
入口できちんとした人が迎い入れてくれたの
○○様 お待ち申し上げておりました
○○様のお嬢様ご来店ありがとうございます
。。。
母はその後を付いて行っただけ
親友は見たことも無い上品な作り笑顔で挨拶をし
すんなり中に入って行った
母は・・・確か一張羅のノーマカマリのロングSKに
ノースリのTopS、ウエストに幅広のコルセットベルトだったと思う
そう・・・途中で胃が気持ち悪くなったのを覚えてるから
何だろう
あの時の恥ずかしさと惨めさを
忘れる事は無かった
ただ・・・
大人になってから思うの
何故彼女はそうしたのか???
単に私を喜ばせたかったのか?
分不相応と知らしめたかったのか?
今となっては分からないけれど
あの衝撃は忘れられないんだ
育ちって・・・選べないじゃん???
母は・・・イイ育ちではなかったよ???
それでもちゃんと生きてる
ちゃんと働きちゃんと生きてる
誰にも迷惑を掛けず
借金もなく生きてる
息子も育ててる
・・・
ははは
何だ???この記憶の意味
ゆみこ???何かあったの???
つづく
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