夢のマイホームは悪夢の始まり・・・じゃなかった♪

ドラマ好きな母
水曜日の＜偽装不倫＞が素敵に終わって
今日のお楽しみ＜凪のお暇＞

凪ちゃんが本当に可愛くて
ゴンさんも本当に愛くて
慎二はいじらしい

親の影響ってあるんだなあ・・・と
今日はちょっと遠くから見てる事に気づいた

母の母親は・・・３４歳で夫を亡くし
残された５歳と１歳の娘を育てた
ずっとずっと働いて
嫌な思いもたくさんして
それでも美味しい料理を作ってくれた
もちろん凄いと思うし感謝もしてる

凪ちゃんが今日生まれて初めて本音をぶつけた
「嫌い」って母親に・・・

あの場面　共感しながら見てたのに
心苦しくなったのは・・・
凪ちゃんが言えて母にはいまだに言えてないから

「嫌い」だった母親



今は？
今は・・・不憫？
わからない
「好き」ではない
「嫌い」でもない
わからない・・・のではなく
どちらでも・・・どうにもならないのを知ってるから
子は親を選べないし
人は運命を選べない
母親には何度か人生のリセット岐路があったという
その度に姉なり私が・・・邪魔したという

笑いながら話してくれないから
笑って聞けない
責められてると思いながら何十年も聞いてきた

幼い頃　天真爛漫　自由人の母は問題児だった
問題を起こす度に叱られたのだが
・・・
他人様に指を指される
他人様に笑われる
他人様に恥ずかしい
他人様になんと言われるか
・・・
だったのを忘れる事が出来ない
・・・
違和感
・・・
母がじゃなく
母親が・・・って聞こえたから
「貴女は？どうなの？」聞きたかったから

ちょっとイイ子だった母はとうとう
「嫌い」と言えぬまま今に至り
もう言う機会はないのを知ってる

例えば・・・今言ったら
大騒ぎして泣き叫び
もしかしたらペースメーカーが心臓の中で
止まるかもしれない母親を
なだめながら姉が母を怒る

ってリアルな場面しか想像できない



凪ちゃん・・・頑張った
結果はどうあれ
やっと言える勇気を持った君を
母は褒めてあげたい

母にはない勇気を
心から称えたい



はあ。何だ？胸が痛い。



息子は・・・こんな母をどう思うのだろうか？
恐いから考えるのは止める事にする

子に「嫌い」って言われるのは・・・
堪えるものだなあ

せめて胸張って生きる様を見せるしかない
息子が挫けた時は＜大丈夫！＞って笑って
失敗した時は＜もう一度頑張ろう！＞って励まして
本当に本当に苦しい時は手を伸ばして立たせよう
頑張った時は思い切り褒めて抱きしめよう
母がして欲しかった事をしてやろう





つづく